コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?①

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コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?① 理想的なアフターコロナ住宅とはどんな住宅か

アフターコロナでは在宅時間が長いので住宅の快適性がより重要

新型コロナウィルスの蔓延というかその対応策によって世の中が変化しつつある昨今ですが、変化したものの最たることは「STAY HOME」だの「テレワーク」で家で過ごす時間が激増したことです。

で、その家はもちろんこんな事態を想定していなかったので長時間いると様々な不都合が出てきます。

ここがこうだったら、あそこがああだったら…。

 
今は多くの人が先が見えない状態に陥っていて積極的に引越しを考えられる状態にありませんし、不動産屋と何件も家を見て回るというのも憚られるる雰囲気ですが、

 
でも、もしかしたらチャンスかもしれないんですよ。

 
この経済情勢を受けて不動産価格相場が下落しそうな(しだした)感じですし、テレワークで毎日出勤不要なら通勤に便利な地価が高いエリアに住む必要もありません。

お得に快適な住まいをゲットできるかもです!

アフターコロナの理想的な住まいとは?

長時間の在宅に適したアフターコロナ住宅とはどんなものでしょうか。

必要な仕様、あったらいい機能をまとめてみました。

仕事用スペース

テレワークで最初の関門は自宅に仕事用スペースを確保することでしょう。

他の家族が出入りしない、私物が映り込み過ぎない広さを有するスペースが望ましいですが、部屋が4.5畳だとか、それ以前に個室すらないって人がわんさかいます。

理想は独立した書斎がある、もしくは寝室と共用でも10畳程度あることです。

独立していると仕事とプライベートを分けられますし、逆に共用だと光熱費を削減できます。

ゆとり&居住性

仕事用スペースが確保されても丸一日そこに缶詰ってのはさすがに無理です。

職場では、同僚がいたり来客があったり様々な刺激があるのに対して、自宅だと変化が少なく、そのまま仕事スペースに閉じこもっていると身体はパッシブ&脳はネガティブになり、最悪、悪循環の末に自宅を拒絶し出します。

それを避けるためには仕事用スペースだけの一点豪華主義ではダメです。

気分を換えてリビングで仕事したり、ソファーに身を投げたり、キッチンでオリジナルスムージーを作ったり、窓から植栽と小鳥の寸劇を鑑賞したりできるように、仕事スペース以外もそれなりの広さと機能を有し、外部の自然と開口部を通して調和する必要があります。

さらに、暑いだの寒いだの騒がしいだの黴臭いだのも極力オサラバしたいので断熱性と遮音性と換気システムも重要です。

要はトータル性能の高い住宅ということになります。

防疫性

新型コロナウィルスで注目されるようになった概念は防疫性です。

外から帰ったらまず手洗いが鉄則です。

しかし、せっかく手を洗っても蛇口を締めるときそこにウィルスが付着しているかもしれません。

自動水栓とか扉を非接触式にするといいですね。

そして、万が一、家族内に感染者が出た場合にも自宅内隔離ができると同居家族の感染リスクを低減できます。

そのためにはそれぞれの個室があることだけではなく、洗面・トイレ・浴室が2ヶ所ずつあると理想的です。

駐車場

駅から離れた郊外に住むとなると鉄道に変わる交通手段、つまり車が必要です。

買い物のメインはネット通販だとしても、夕食に一品買い増しが必要とか、病院に行くだの、行楽に行くとなると車が必要です。路線バスはあるでしょうが郊外なので本数少ないので。

そうなると自宅に駐車スペースが必要です。

所帯持ちは夫婦でそれぞれ車を使うので2台以上のスペースを確保するとグッドです。

アフターコロナの理想的住宅をまとめてみると

アフターコロナの理想的な住宅の条件は、

建物が大きく部屋数も多く、設備仕様がハイレベルで、駐車スペースが確保されている住宅です。

つまり高品位な大きな家です。

 
当然ですが、高品位であれば建築単価が割高になり、大きくなれば建築面積が増え、高品位な大きな家は高価な家となります。

いくら郊外で地価が安く、しかも土地相場が下がったとしても果たしてそんな家が庶民の手に届くようになるのでしょうか…。
(次回に続く)

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shiro-shita

仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

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