売却目的は重要

売り手

不動産を売却するときに最も大切なことは、売却目的を明確にすること​

不動産を売却するのは手段であり、それにより実現したい何かがある

売却目的が最重要

不動産売却では”いくらで売れるか”ばかりクローズアップされますが、不動産売却はあくまでも手段であり、それ自体が目的ではありません。

不動産を売却する目的は、例えば

  • 住宅ローン支払いが重いので売却してを終わらせたい
  • 引越しにより利用しなくなる
  • 相続で取得したが使用しない、何年も未放置で今後利用予定がない
  • 投資用に取得した不動産だが売却し利益確定させたい
  • 相続予定者が遠方で自分の代で処分したい
  • 相続税納税資金を確保したい
  • 発展性がないエリアにあり、早めに売却した方が良さそう

etc…。

目的をはっきりさせた上で、いくらで、いつまで売るか、売却にあたり先行投資が可能か、どのような手順で売却を行うかを検討していきます。

目的が曖昧だと本末転倒な事態に陥りやすい!?

不動産会社の中には売却目的を確認しないで、販売価格、販売方法と話をどんどん進めていく人もいますが、

目的が曖昧なまま販売すると、販売開始後に考えが変わったりして不動産会社や購入者を困惑させたり、最悪、売却したものの目的は達せられないといった本末転倒な事態が起こりえます。

The following two tabs change content below.

shiro-shita

仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

インスペクション制度建物状況調査制度はまだまだ道半ば 空気を読みながら姑息に対応すべし ​前のページ

私を含めたアラフォー世代は被害者と認定される ただ、過酷な状況はエンドレスに続く模様 ​次のページアラフォー就職超氷河期世代

ピックアップ記事

  1. 大家・管理者のための入居審査の勘所

  2. 不動産管理業はこれから厳しい!?将来誰も不動産管理してくれなくなる前に”アセット…

  3. 祖父の愛したゴミと不動産①

  4. アパート1棟買っちゃいました ~個人的不動産投資談①~

  5. HSPでサラリーマン向かないから仕方なく起業した話

関連記事

  1. 土地の所有権を放棄したい時に放棄できる制度 ​

    売り手

    土地の所有権を放棄したい時に放棄できる制度 放棄された土地は国が有効活用? ​

    少し古い話ですが、土地の所有権を放棄できる制度が政権の来年の骨太の方針…

  2. 司法書士の本人確認&意思確認

    売り手

    不動産売却のチェックポイント12 不動産売却の最後の壁は司法書士の本人確認&意思確認 ​

    <第1回>権利証・登記識別情報通知<第2回>抵当権等の不動産に設定…

  3. 売り手自らが不動産を主体的に売却するための「販売戦略」の立て方

    売り手

    売り手自らが不動産を主体的に売却するための「販売戦略」の立て方

    不動産売却戦略立案のための4P分析前回は売り手自らが主体的に…

  4. 売り手

    【解説】不動産売却のプロセス

    賢人は不動産売却を不動産会社に丸投げしない前回の記事では遊休…

  5. やってはならない下手クソな物件写真の撮り方

    売り手

    やってはならない!? 下手クソな物件写真の撮り方

    不動産情報を見るときに閲覧者が最も気を止めるものは何でしょう?…

  6. 不動産の瑕疵担保責任で莫大な損害賠償リスクを負う !?​

    売り手

    不動産の瑕疵担保責任で莫大な損害賠償リスクを負うってホント!? 不動産売却時・購入時には注意 ​

    そもそも瑕疵って何?不動産取引における瑕疵(※現在は「契約不適合」…

  1. 不動産コンサルティングって何?どういうときに必要なの? ​

    売り手

    不動産コンサルティングってよく聞く言葉だが、何をするのかよくわからない件 ​
  2. 貸し手

    アパート・マンション自主管理マニュアル⑥「滞納者への督促・回収」
  3. 銀行の門を叩く...

    城下個人的

    銀行の門を叩く… ~個人的不動産投資談⑥~
  4. 城下個人的

    弊社の第7期が終了しました
  5. アラフォーが苦しんだブラック企業内の人間関係

    城下個人的

    アラフォーが苦しんだブラック企業内の人間関係 マイルドヤンキーvs大卒就職難民
PAGE TOP