城下個人的

働き方改革とオジサン① オジサンはこれまで頑張ってきたから働き方改革をしなくてもいい!?

会社に全てを捧げてきたオジサンはこれからどうする!?

これまで岩盤のようだった労働環境が近年劇的に変化しつつあります。

中でも建設・不動産は不人気業種化が鮮明になり、イメージアップと新人定着のため社内の空気が激変しています。

 
例えば、

これまでは上司が飲みに行くなら部下は公私全ての予定に優先させ馳せ参じ、日付をまたいで呑んだくれ、それでも次の日は定時前に出勤し、上司の机を雑巾掛けするのが習わしでしたが、

今では新人歓迎会といっても参加は強制できず、それどころか、新人が当日朝にLINEで欠勤を伝えてきても、「貴方が生き生きと働けるように私にできることを言ってください!」的な対応をしなければなりません。

 
また、精神論と点数稼ぎが跋扈した業務も合理化が図られています。

朝礼、会議、夕礼、日報、週報、月報をいまだに全て実施している会社なんてむしろ嘲笑されます。

 
そんな中で急速に存在感を薄めているというか立場がなくなり悪目立ちしているのは旧体制に最適化していたオジサンです。

オジサンの苦労を重ねたサラリーマン人生

「いちご白書をもう一度」にこんな歌詞があります。

就職が決まって髪を切ってきたとき、もう若くないさと君に言い訳したね〜

髪を伸ばしてフォークギターを掻き鳴らし学生運動するか、

それとも就職して体制側に絡め取られるのか。

 
リアルタイムで聞いていた世代はさすがに定年退職しているでしょうが、就職とはついこの前まではそんなものでした。

オジサンは社会人としてデビューするために、自分の個性や夢と決別した上で、髪を耳に掛からない長さに切り揃え、量販店で購入したスーツに白のカッターシャツを身に纏い体制側に忠誠心を示さなければなりませんでした。

 
 
入社後は激務です。

徒弟制度や丁稚奉公は新入社員の心構えとして根強く残り、新人教育に人格否定や鉄拳制裁は当たり前な上に、多くの会社で新人営業が担当する業務は飛込営業か電話営業です。

飛込なら100件、電話なら500件が1日のノルマみたいな。

 
 
さらに出世競争です。

出世に最も必要なのは社内政治力であり、その政治力は上司からのポイント稼ぎにより養われます。

なので、周囲の空気を鋭敏に読んで上司を持ち上げることが何にも勝る仕事です。

過剰な忖度が積み重なり上司の神話・伝説がいくつも生まれます。

営業会議は終始そんな感じなので現状の問題分析や対策は議題にすら上らなかったりします。

 
 
プライベートですら画一的です。

結婚・出産、ローン付きマイホーム、小遣い制、趣味はゴルフで私服もゴルフウェア。

真のサラリーマンはプライベートといえ上司の真似をするものなのです。

出世脱落と役職定年でやっと解ける洗脳

そんな会社にコミットした人生ですが、

出世コースから外れた40代、そして役職定年を迎えた50代が途中下車し、最終的には役員昇進や定年延長が掛かっている人を除いて定年を待たずして終了となります。

 
同時に洗脳が解け(演技をやめ)、点数稼ぎや精神論を畳んで消化ゲーム(定年までの残り期間)を低空飛行する省エネモードに切り替えます。

昼休みはキッチリ職場を抜け、定時でキッカリ帰り、有給休暇はシッカリ消化します。

仕事にはのびしろがないので新しいスキルや情報に疎くなり、むしろ老後の有り余る時間に備え、趣味の方にウエイトを置き、Facebookの投稿が増えます。

 
オジサンはこれまで散々苦労してきたのだから後は勤めていながらも悠々自適でいいのでしょうか?
(次回に続く)

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shiro-shita

仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

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