皆様ご心配をお掛けしていますが城下は無事です
私事ではありますが先月末にて会社の1期目が終了しました。
登記上の法人設立日は今年の1月31日なので、一般的には期末を12月くらいに設定しますが、税務署の混み合う時に申告するのを避けるために期末を9月に設定したのでした。
設立日は1月31日でも、法人の登記簿が取得できるのが2月中旬、それから宅建業免許を申請、免許が降りて営業できるようになったのが4月に入ってからなので、実質半年だけの営業です。
で、1期の結果はどうだったかというと、
黒字でした。
頑張ったじゃん!と思われるかもしれませんが、残念ながら本当の意味での黒字ではありません。
一口に赤字・黒字といってもいくつかの種類があるのです。
①完全なる赤字
②節税施策による赤字
③粉飾決算による黒字
④代表者個人を犠牲にした黒字
⑤完全なる黒字
弊社の場合は④です。
起業時点で売上見込みがほとんどなかったので、個人所得税や社会保険料を最低限に抑えるために自分の報酬を低くしたのです。
ちなみに役員報酬はその事業年度開始から3ヶ月以内に決めなければならず、以降その年度中の変更はよっぽどのことがないとできません。
なので、私が自分の報酬を設定した時点で、⑤の完全なる黒字の線はなくなりました。
完全なる黒字はありませんが、予想外に売上が上がると法人税が課され、私の場合は所得税率より法人税率の方が高いので無駄に税金を払うという罰ゲームとなりますし、逆に予想していた売上をさらに下回れば、自分を犠牲にしてもなお法人も赤字で前途多難どころか早くも倒産危機に陥ります。
私はその勝ちのないゲームを何とか引き分けに持ち込んだのでした。
次期以降もしばらくはこんな無理ゲーが続く見込みです。
決算の内容はしょぼいですが、会社経営というのもなかなか楽しいものだとわかりました。
次回はその会社経営の楽しさについて書いてみたいと思います。
shiro-shita
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