銀行の門を叩く...

城下個人的

銀行の門を叩く… ~個人的不動産投資談⑥~

今回のアパート購入は、銀行が融資してくれるからこその、銀行ありきで、銀行に手綱を握られたプロジェクトです。

なので、銀行対策は本プロジェクトの本丸とも言えます。

 
私は不動産業者としてほとんどの銀行に足を運んだことはありますが、これまで取引と呼べるほどのレベルではなく、新たに開拓する必要がありました。

3期黒字とはいえ、売上はミクロで、固定収入はあるものの乏しく、銀行からみて決して優良な顧客ではなく、やっと審査のテーブルに乗る程度と予想されます。

実際に近くの信金、銀行をあたってみましたが、ダメとは言われないまでも薄い反応でした。

 
そこで、次に知り合いのツテで、東北地方某県に本店のある某銀の紹介を受けました。

某銀では、支店長自らが対応し、打って変わったかのような反応の良さで話が前に進みました。

その時点では、購入物件を具体的に絞り込んでおらず、購入を希望している物件のイメージを伝えるにとどまっていましたが、

 近くの金融機関 → 具体的に物件があったら審査はしますけどね…。

 某銀 → そういう物件ならうちは審査通しますよ、まずは口座を作っておきましょう!

単に支店長がノリノリの性格だからかもしれませんが、

実際にその後、物件を持ち込むとあっさり”仮審査OK”となったのでした。

銀行では”紹介”がいまだに効果があるようです。

 
ただし、審査をパスしたのはプロパー融資ではなく保証協会付け融資でした。

そして、某銀とスムーズにストレスなくやり取りできたのはここまででした。

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shiro-shita

仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

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