コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか③

不動産知識・テクニック

コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?③ 理想の住宅をゲットできるのはいつの時代も勝ち組だけ

住宅選びの妥協方法はビフォーコロナもアフターコロナも同じ

前々回、前回と理想的なアフターコロナ住宅について考察しました。
【前々回のブログ】コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?① 理想的なアフターコロナ住宅とはどんな住宅か
【前回のブログ】コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?② 郊外と言っても限度があり、価格も抑えめにすべき

いくら郊外で地価が安く、コロナショックで不動産価格が下落すると言っても理想を詰め込んだ住宅を購入できるようになるかというとやはり無理があります。

現実的には妥協が必要になります。

アフターコロナにおける住宅選びの妥協方法

以下のような方法が考えられます。

  • 建物のグレードを落とすor中古をリフォームする
  • 郊外のマンションにする
  • 賃貸にする
  • 仕事部屋だけ別に設ける
  • 建物のグレードを落とすor中古をリフォームする

    要は高品位具合を低下させるということですが、ちなみにリフォームで新築と同レベルの高品位にしようとすると基本的に新築した方が安くなります。

    結局は妥協を重ねていくとほとんどコロナと関係ない仕様の住宅に落ち着くということが多そうです。

    郊外のマンションにする

    仙台では新築マンションが郊外で供給されることは近年ほとんどありませんでした。今後はあるかもしれませんがデベロッパーの土地取得から建物完成まで2年は掛かるので新築だとしばらく後になります。

     
    中古であればバブル前後に結構な郊外の物件も分譲され、それらは価格も手頃です。

    ただし、昔の間取なので部屋は細切れの3LDKか続き和室です。

    間仕切りを取っ払ってリノベーションしても、専有面積がそもそも70平米未満のものがほとんどで3人以上の家族向けに理想的なアフターコロナ住宅にするのは難しいと思います。家族が少ない人向けです。

    賃貸にする

    足枷にしたくないならそもそも賃貸が適しています。

    現時点で理想的アフターコロナ仕様の賃貸はほとんどありませんが今後は出てくるかもしれませんし、大家と協議してリフォームすることも可能かもしれません。大家もコロナ騒動を受けて今後の賃貸経営について弱気になっている人が多いので、これまでよりも柔軟に対応してくれるかもです。

    ただし、地価は景気状況に合わせて不景気だと下落しますが、賃料の下落はそれに較べて緩やかです。不景気な時期に新たに賃貸してもあまりお得感はありません。

    仕事部屋だけ別に設ける

    仕事用スペースだけ別に借りたり買ったりします。

    20平米弱の3点ユニット(風呂トイレ同室)は完全なる借り手買い手市場で賃貸なら月額3万円弱から、売買なら100万円台からあります。

    また、シェアオフィスやコワーキングスペースを借りれば複合機を使えたりドリンク飲み放題だったりと快適です。

    でも、そうなると金掛けてリモートワークしないで会社行けばいいんじゃないという疑問が湧いてきます。

    まとめ 結局はいつの時代も理想を叶えられるのは一握りの勝ち組だけ

    何か期待して読んで損したという声が聞こえそうです…。

    コロナによって住宅の立地についての価値基準が変わり交通の便を求めなくなったものの、居住誘導区域内の範囲でとなると土地が劇的に安い訳ではありません。

    そして、住宅の条件の妥協についてはコロナ前後で何も変わりません。

     
     
    というか、そもそもですが、テレワークの環境は個人の責任負担で構築すべきなのでしょうか。

    テレワークで通勤者が減った分のオフィス面積を縮小して、従業員に自前でテレワーク環境を構築させるなら、その会社、少し虫が良すぎるのではないかと思います。

     
    今のところは大手なら会社が支援して、中小なら個人の負担でって感じが多いのでしょうが、結局はその会社の業績と今後の労使関係によるのでしょう。

    テレワークでうまくいく、アフターコロナで売上を伸ばせる会社であれば従業員のテレワーク環境構築に積極的にお金を出せるでしょう。また、アフターコロナで価値を発揮する人材であればそのような待遇を勝ち取れるでしょう。

    逆もまた然りです。

     
    なので、今後の勝ち組は理想的な労働条件のもと理想的なアフターコロナ住宅を購入できるようになり、

    負け組は自前のテレワーク環境でストレスフルに働き、

    もっと負け組は3Kに3密も加わった労働環境でこき使われる、

    ということになるような気がします。
    (完)

    The following two tabs change content below.

    shiro-shita

    仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

    コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?②コロナショックでテレワークに適した理想的アフターコロナ住宅をお得にゲットできるか!?② 郊外と言っても限度があり、価格も抑えめにすべき前のページ

    テレワークが快適ならいっそのこと独立すべき! ノンレバレッジ独立のすすめ次のページ

    ピックアップ記事

    1. 不動産向け融資が凍結されている今、「しょっぱい不動産投資」で糊口を凌ぐ
    2. これを読むと不動産業界では働きたくなくなる!? 不動産会社での雇用・労働の実態と…
    3. 祖父の愛したゴミと不動産①
    4. ”負動産”はいったいいくらなのか ​
    5. 不動産売却のチェックポイント1 権利証・登記識別情報通知 ​

    関連記事

    1. 両手取引はオススメしない

      不動産知識・テクニック

      売買を仲介する不動産会社の当然あるべき姿 両手取引をおススメしない理由 ​

      仲介会社が売主・買主の利益を最大化するためには片側のみの媒介者に専念す…

    2. 不動産売却の媒介契約の選び方

      不動産知識・テクニック

      不動産売却の際の媒介契約は不動産の特性と不動産会社の業務スタンスによって判断 ​

      宅建士のテキストでも必ず出てきますが、不動産の販売を不動産会社に依頼す…

    3. ”負動産”はいったいいくらなのか ​

      不動産知識・テクニック

      ”負動産”はいったいいくらなのか ​

      負動産が疑われる市街地から離れた原野、山林、農地の価格を考えてみましょ…

    4. 「法人社宅」は賃貸住宅市場になくてはならないが、おんぶにだっこの賃貸経営で本当にいいのか!?
    5. 司法書士の本人確認&意思確認
    6. 相続税取得費加算の特例
    1. アラフォー就職超氷河期世代

      個人的なはなし・意見

      私を含めたアラフォー世代は被害者と認定される ただ、過酷な状況はエンドレスに続く…
    2. 祖父の愛したゴミと不動産③ 祖父の残した生き様と不動産

      個人的なはなし・意見

      祖父の愛したゴミと不動産③ 祖父の残した生き様と不動産
    3. 古貸家・古アパートの入居者退去交渉に必要なものは?

      不動産知識・テクニック

      古貸家・古アパートの入居者退去交渉に一番必要なもの ​
    4. リフォームやホームステージングをして売るべきか!?

      不動産知識・テクニック

      不動産売却のチェックポイント7 リフォームやホームステージングをして売るべきか!…
    5. 違法白タクが増える…

      個人的なはなし・意見

      日本で違法白タクが増える問題 「安全性がーっ!」て叫ぶよりもタクシー業界は進化す…
    PAGE TOP