販売は住みながら? 空家にしてから?

売り手

不動産売却のチェックポイント6 販売は住みながら? 空家にしてから? ​

引き続き不動産売却のチェックポイントについて記載します。

<第1回>権利証・登記識別情報通知
<第2回>抵当権等の不動産に設定された権利
<第3回>完璧な隣地との境界の状態とは!?
<第4回>室内外の動産ってやっぱりゴミなの!? ​
<第5回>修繕履歴を残しインスペクションするのが最近の不動産売買の流れ!?

もちろん売りやすく、気持ち面でスッキリするのは空家で売ることですが…

所有者居住中 or 空家

事前に引っ越して空室にしてから販売活動を行うのと、住みながらにして販売活動を行い、買い手が決まった後に引っ越すのではどちらがいいでしょうか。

売りやすいのは、もちろん空家の方です。

住みながら販売には以下のデメリットがあります。

  • 購入検討者が内見するのに所有者の都合を確認する必要があり、都合が合わず顧客を逃すことがある
  • 物件に生活感が滲み出て購入検討者に良い印象を与えにくい
  • 購入検討者が物件を精査しづらく、また、引渡し後のトラブルが生じやすい
  • 所有者の真ん前では不動産仲介会社は購入検討者と商談を詰めにくい

 
営業上は空室にするに越したことはありません。

 
欲を言えば、空室にして、リフォームはしないまでもハウスクリーニングを行い、生活感をなくすとよりグッドです。

 
ただ、どうしても空室販売できないこともあるでしょう。

 
買い手がつかないと引っ越すお金がないとか、

いつ売れるかわからない状態で先に引っ越してしまうと、売却する不動産と新居との二重払いが生じ、販売が長期化すると負担が膨らみます。

 
つまり、空室か居住中のどちらにするかはコストとリスクの問題で、

売却が不確かな中で先に引越すコスト・リスクをテイクできるかと、それに見合ったリターンを得られるかを判断する必要があります。

コストを払えなかったり、リスクに見合わない場合は、居住中のまま売却が合理的ということになります。

不動産販売における広告方法

不動産が売り物であることをどこまで広告告知するかですが、

不動産の場合、広告費を払うのは物件の売主というより仲介する不動産会社です(一部は売主負担もありますが)

他人のお金で広告できるのであれば、最大限、広告してもらった方が得です。

インターネットの不動産検索サイトへの掲載はもちろん、現地看板、周辺の捨て看板、ポスティングチラシ等々です。

今のご時世インターネットが主流で現地看板といったリアル広告は下火ではありますが、効果は微妙でもしないよりはした方がいいです。

 
ただ、不動産を売る場合、広告するのがはばかれるケースもあります。

 
例えば、居住中のまま売るのに建物の壁面に売却物件と看板があるのは近所の手前、遠慮したいと思うでしょう。

インターネットに物件の住所まで入れるとアポイントなしで訪問してくる人もいるかもしれません。

また、看板類が多すぎすとかえって売れ残り物件感が強く出て顧客心理に悪影響という人もいます。

そして、不動産会社としてもそれを見た競合の不動産会社が売主を訪ねて来て抜かれるのを警戒します。

 
 
なので、不動産の広告は情報統制が必要で、それがクリアできるのならば、なるべく広告の露出を増やした方がいいということになります。

The following two tabs change content below.

shiro-shita

仙台在住の”不動産コンサルタント” 就職超氷河期世代かつリーマンショックの直撃を受けたりと時代に翻弄され不動産会社を転々。苦く、しょっぱい経験に裏打ちされた不動産スキルはある意味ではリアルそのもの。

売却チェックポイント 修繕履歴とインスペクションがキモ!?不動産売却のチェックポイント5 修繕履歴を残しインスペクションするのが最近の不動産売買の流れ!? ​前のページ

不動産売却のチェックポイント7 リフォームやホームステージングをして売るべきか!? ​次のページリフォームやホームステージングをして売るべきか!?

ピックアップ記事

  1. これを読むと不動産業界では働きたくなくなる!? 不動産会社での雇用・労働の実態と…

  2. アパート1棟買っちゃいました ~個人的不動産投資談①~

  3. 不動産投資のハードルが上がる今、「しょっぱい不動産投資」で糊口を凌ぐ

  4. 大家・管理者のための入居審査の勘所

  5. 祖父の愛したゴミと不動産①

関連記事

  1. 売り手

    不動産売却の際の媒介契約は物件特性と不動産会社のスタンスによって判断 ​

    宅建士のテキストでも必ず出てきますが、不動産の販売を不動産会社に依頼す…

  2. 物件写真を少し工夫して撮ってみる!

    売り手

    物件写真を少し工夫して撮ってみる!

    前回は物件写真の撮影において最低限気を付けるべきポイントについて記載…

  3. 売り手

    【解説】負動産の処分プロセス

    負動産は処分が鉄則前回まで不動産の活用プロセスおよび、方向性…

  4. 不動産会社の査定書の注意点とマユツバな会社の判別法

    売り手

    不動産売却のチェックポイント9  不動産会社の査定書の注意点 & マユツバな会社の判別法

    引き続き不動産売却のチェックポイントについて記載します。<第1…

  5. 売却チェックポイント 修繕履歴とインスペクションがキモ!?
  6. 資産家の未利用地は納税用不動産かも

    売り手

    相続対策はアパートを建てるだけではなく、納税用にあえて活用せずに残しておくことも  ​

    節税対策をしても相続税が発生する場合、納税用の資産が必要本来の相続対…

  1. 住まいプランハック番外編 【実家住まいのすすめ】

    買い手・借り手

    住まいプランハック番外編 【実家住まいのすすめ】
  2. 刑務所出所者への賃貸住宅を前向きに考えるためには②

    そのほか

    刑務所出所者の賃貸を前向きに考えるためには②
  3. 城下個人的

    働き方改革とオジサン① オジサンはこれまで頑張ってきたから働き方改革をしなくても…
  4. アパート購入目的と弊社の事情

    城下個人的

    アパート購入目的と弊社の事情 ~個人的不動産投資談②~
  5. 相続のときに困る不良不動産とは?

    売り手

    相続のときに困る不良不動産 あなたのご両親もお持ちかも!? ​
PAGE TOP